私はもともとホームページ制作の仕事をしていたため、職業柄かなりたくさんの業種の方と接する機会が多かったです。
大きな会社から中小企業、大学、飲食店、美容院、整骨院など、ありとあらゆる業種の経営者の方と接っした中、整骨院や整体院の先生がイキイキと仕事をされていて、魅力的だったことが大きかったです。
また、流行や技術の移り変わりが激しいIT業界で、今後もやっていけるかどうか不安があったのも確かです。
人体の構造は短期間では大きく変わらないので、腰なら腰、膝なら膝など、一つの技術を極められるような仕事に魅力を感じていました。
もう一つは、「経営」の側面です。
私は元々事業を始める時に考えていること、それは・・・
(1)仕入れのない業種
(2)狩猟型でなく、農耕型の収益構造が可能は業種
(3)少額の資金で始められる業種
この3つを意識しています。
上記のこともあり、私は40代で人生と生活を立て直すための仕事として治療家を選びました。
(1)の仕入れに関しては、テーピングなどの消耗品の仕入れは必要となりますが、仕入れなければ営業ができないということはありません。
(2)農耕型の収益構造ですが、リピート通院が増えてくれば新規獲得が少なくても経営は成り立ちますので、農耕型の収益構造が可能となります。
(3)の少額の資金が始められるという点に関しては、小規模スタートでよければマンションの一室にベッドを置くだけで始められるので少額のスタートが可能となります。
※(3)に関して、私の場合はスケルトンの一階路面店を契約してしまったため、小規模スタートとはいきませんでした。
現在は、治療院を開業して8年が経ち、それなりに技術や経験も増えてきました。治療家という仕事は賛否両論あるかと思いますが、お客様に喜んでいただけるやりがいのある仕事です。
この文章を読んで下っているみなさんは、今どのような人が多いのでしょうか?
これから開院しようとしている人?今の現状を変えたいと思っている人?
世の中には、ビジネス本やブログ、youtube、SNSなど、開業している人の話を聞く、見る機会も多くなってきました。
キラキラとした成功者も見ていると、同じようになりたい!と思ってしまいますが、成功談よりも失敗談を知る方が勉強になると個人的には考えています。
成功は、その人の人脈や資金力、バックグラウンド、運などの要素が複雑に絡み合い、たどり着くものではないでしょうか?
で、あれば、成功談はあまり真似しようがないというか、再現性に乏しいんではないでしょうか?もちろん、成功者のマインドは参考にすべきところがたくさんあると思います。
一方失敗談は、いろんな人の話を聞いていると、みなさん「つまづくポイント」は似ていて、知っていいるだけ回避できることがたくさんあります。
この奮闘記を通して治療家という仕事の魅力と、開業の大変さ、開業に失敗しないポイントなどをみなさんにお伝えできればと思います。
次回からは実際に開業していった経験を話していきたいと思います。
それでは、よろしくお願いします。
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